村上晶俊の教育論

教育について思うところを書きます。不定期更新

読書の話

読書をしよう

今回は読書について書いていこうと思います。例によってありきたりなテーマですが、お付き合いください。 

 

学習の観点からの読書の有用性はよくいわれるところです。筆者自身は、幼少期(小学生~中学生ごろ)にはそれなりの量の読書をしてきたつもりです。(現在はあまりできていませんが…)今と違ってスマホもなく、SNSyoutubeなどにも触れる機会がなかったので、暇つぶしの選択肢が少なかったことも影響しているだろうとは思います。とはいえ、ゲームはあり、特に制限もされていなかったので、ある程度は自発的に読書していたといえそうです。

読書といっても、特に高尚な本を読んでいたというわけではありません。主にファンタジー小説を読んでいました。勉強に直結しそうなものをしいて言挙げるならば、たまに伝記を読むくらいでしょうか。

 

読書は、それ自体が学習の観点からも有効だろうと思っています。国語力を養うことになるからです。国語力の重要性はこのブログでもすでに書いたところです。国語力とはなんぞやという話もあるのですが、ここでは深くは立ち入らないことにします。国語力をどう定義するとしても、単純に読書量・経験値というのは役立つだろうと思います。語彙力も自然とつくでしょう。小説でも何でも良いから、とにかく本を読もうということです。

 

aki-murakami.hatenablog.com

 

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学習の観点からは、漫画はそこまで効果はないと考えています。(まんが日本の歴史などもありますが、これは読書そのものの効果とはまた別だと思います。)漫画は、絵によって補完される情報が多いからです。文字だけを読んで場面を想像する力が重要だと思っています。ただ、小学校低学年などで、全く読書をしていないというのであれば、まずは漫画からでも良いので文字を読む習慣をつけるべきとは思います。

なお、漫画原作などのノベライズ版はありだと思います。楽しく読めるのであれば、まずはそこから入ると良いでしょう。学校の図書室にもあるかもしれません。

 

読むものは、いわゆるライトノベルでも良いと思いますが、比較的メジャーなもので、きちんと校閲されていそうなものが良いと思います。この観点からは、書籍化されて出版されているものを読むのが望ましいですが、ウェブで読むのでも読まないよりははるかに良いと思います。

ウェブでは著作権が切れた小説が読めることもありますが、著作権が切れたようなものを子供が読んで面白いと感じるかは微妙だと思います。面白いものを読んだ方が、継続しやすいのは確かでしょう。

小学生以下であれば、初めはフリガナのついたものが良いと思います。漢字の読みも正しく知ることができて一石二鳥です。入試でも、読みは書きに比べて難しいものが出題されやすいです。その意味でも、書けないけど読めるということの価値は高いです。

 

読書は、地域の図書館や学校の図書室で本を借りてくれば無料でできます。費用的には最も手軽にできる学習の一つでもありますので、ぜひ読書をしてほしいと思います。ハリーポッターなど、楽しく読めるもので良いので、継続していきましょう。

 

今回はここまでとしたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。