大学付属高はもっと評価されても良いのではという話
高校受験で大学付属高という選択肢
今回は、中学受験と高校受験の比較をしようと思います。主に保護者向けの記事になります。
大学進学までの受験パターンとしては、概ね以下のいずれかになるのではないかと思います。(中学受験で中高一貫校に入ったものの外部の高校を受験する方もいますが、今回は考慮しません。個人的には、中高一貫校の授業のレベルの高さや進度の早さが高校受験にも有利に働くこともあるので、選択肢としてはアリだと思います。)
①中学受験で付属中→高校大学と内部進学
②高校受験で付属高→内部進学
③中学受験で中高一貫校→大学受験
④高校受験→大学受験
今回は、高校受験で付属高に入るパターンとその他のパターンの比較を中心にしていきます。
中学選び、高校選びは、最終的にどの大学を目指すのかという観点が重要です。国公立を目指すのであれば、当然ですが私立大学の付属中高に入るのは非効率です。しかし、最終的に早慶やMARCHなどの私大を目指すのであれば、付属校は有力な選択肢になります。学校によって内部進学枠が限られている場合もありますが、ほぼ全員が内部進学できる場合もあります。付属校は、中学受験と高校受験のどちらからでも入れるところも多いです。
高校受験で付属高に入る非常にわかりやすいメリットは、中学受験と大学受験をしなくても良いということです。受験対策として家庭教師や塾・予備校に通わせることも考えれば、経済的にも良いです。
そして、高校受験対策それ自体も、中学受験や大学受験と比べると安くすむことが多いです。家庭教師でも、中学受験・大学受験対策よりも高校受験対策の方が料金が安い傾向にあります。
ウェブサイトに料金を記載していない家庭教師センターも多いですが、ウェブサイトで料金を確認できる下記の2社は、中学受験コース・大学受験コースの方が高校受験コースよりも授業料が高額の設定となっています。
また、公立中であればほぼ全員が高校受験をするということも重要です。中学受験生も増えているとはいえ、全員が受験するというわけではありません。塾だけでなく、学校の友だちとも受験という目標を共有できることは、生徒の精神上はプラスの要素でしょう。
近年は中学受験をする生徒が多くなっていますが、私大をゴールとするのであれば、必ずしも中学受験にこだわる必要はないのではないかと思います。高校受験で大学付属高に入るという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
今回はここまでとしたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。