村上晶俊の教育論

教育について思うところを書きます。不定期更新

【高校受験】いつから集団塾に通うべきかという話

早すぎるということはないが…

今回は、高校受験に向けて、いつから集団塾に通うべきかという話をします。個別指導や家庭教師についてはまた別の機会に書きたいと思います。

 

集団塾に通い始めるのに、早すぎるということはありません。経済的・時間的に余裕があるのであれば、中学入学と同時やその前からはじめても良いでしょう。

ただ、もちろん通塾には費用がかかりますし、コスパという観点からは早すぎるといえる時期もあるかもしれません。また、生徒本人が部活などに熱心に取り組んでいるのであれば、塾に通う時間も確保しにくいかもしれません。

受験まで時間的な余裕がある時期の学習方法については、過去の記事でも少し触れているものもあります。そちらもご覧ください。個人的には読書を推奨しています。

 

aki-murakami.hatenablog.com

 

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もし、志望校が早い段階で明確になっていて、現時点での成績が明らかに足りていないのであれば、すぐにでも通塾を始めることを検討してよいでしょう。きわどいくらいのレベルであれば、あまり焦る必要はありません。

 

多くの生徒に私が個人的に推奨しているのは、中学3年生になるタイミングです。といっても、実際に学年が上がる4月からではなく、塾の中で学年が上がるタイミングです。高校受験では3月に学年が切り替わることが多いと思います。4月からの通塾だと塾の授業を途中から受けることになりますが、学年が切り替わるタイミングであれば、中3のカリキュラムの最初から授業を受けることができます。塾の授業は学校の授業より進度が早いことが多いので、途中からの受講は追いつくまで少し大変です。

中学2年生までの学校の授業に問題なくついていけていて、それなりに良い成績をとれているのであれば、このタイミングからでも、問題なく最難関高校にも合格できます。もちろん、志望校のレベル相応の本人の努力は必要です。

 

中学3年生になるタイミングでの通塾が難しければ、夏休みまでには通塾を始めたいところです。夏期講習では復習もしてくれることが多いですし、時間的にも余裕があるので、授業に追いつくための自習時間を確保しやすいです。ただ、最難関校を目指すのであれば、少し時間的な余裕が少ないかもしれません。まずは塾内部のクラスを上げることから始める必要がある場合もあり、クラス編成の機会があまり残っていない可能性もあります。

 

今回の記事で書いてきた内容は、あくまでも一般的なものです。ご家庭や生徒により事情は異なります。志望校や成績、部活などの時間ともよく相談して決めてほしいと思います。

 

今回はここまでとしたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。