村上晶俊の教育論

教育について思うところを書きます。不定期更新

「ながら勉強」も悪くないのではという話

机に向かうばかりが勉強ではない

今回は、もっとカジュアルに勉強しても良いのではないかという話をします。必ずしもずっと集中して取り組まなければならないというわけではないということです。

 

勉強するときには、きちんと机に向かって集中して取り組まなければならないと考えている方も多いと思います。しかし、最近は学習に役立つ動画コンテンツも充実していますし、机に向かってノートを開かなくても勉強することはできます。以前担当した生徒の中には、ご飯を食べながら小テストの勉強をしたという生徒もいました。あまりお行儀のよい話ではないかもしれませんが、ながら勉強も悪くないのではないかと思っています。私自身も動画を見ながらゲームをしたり作業をしたりすることもあります。

 

もちろん、きちんと机に向かって問題を解くという時間も必要です。ただ、学習初期のインプットの段階では、ご飯を食べながら動画などを見て勉強するということも悪くないのではないかということです。なにもそのながら勉強の時間だけですべて完璧にする必要はないのです。そのあとにきちんと集中して勉強して、知識を定着すれば全く問題ありません。いきなり問題集を開いて解き始めるよりは、全てを吸収できていなくても、動画などで少しでもあらかじめ知識を得ている方が学習しやすいでしょう。

 

 

数学はノートを開かないとなかなか勉強するのが難しいことが多いですが、英語などはノートがなくとも比較的勉強しやすいです。単に単語帳や参考書を眺めるだけでも良いですし、動画を視るのも良いです。短い4択の文法問題などを投稿している方も多くいらっしゃいます。それらを有効活用すると良いでしょう。

 

勉強というと、堅苦しく考えてしまいがちですが、必ずしもいつもそうである必要はないということです。「ながら勉強」であっても、時間を有効活用できているのであれば、効率的な学習方法であるといえるのではないでしょうか。あまり難しく考えすぎずに、目についた動画を視聴するのでも良いでしょう。固定観念にとらわれず、自分に合った学習方法を見つけてほしいと思います。

念のため最後に改めて言及しておきますが、きちんと机に向かって問題を解くという時間も、もちろん必要です。勉強に集中する時間もしっかり確保しましょう。

 

今回はここまでとしたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました。